世間をざわつかせている「劇場版すみっコぐらし」。
どうやらすごく泣けるらしいとのこと。
一体どんな映画なのか…めちゃめちゃ気になるじゃないか…..。(‘_’)
最近私は本当に色んな事に疲れ果てていてありとあらゆる気力がなかったので、いっちょ大泣きしてスッキリしてこよう!と思い切って一人で観に行ってきたのでした!!
というわけで、今回は、前半はネタバレ無しの感想とあらすじ、後半はネタバレありの感想とあらすじを書いてみました!
ネタバレが入るところは注意書きしますので、内容知りたくないけどちょっと感想が知りたいっていう方も安心してご覧いただけますよ~(*´▽`*)
それでは…どうぞ!!
ネタバレ無しのあらすじ
仲良しのすみっコたちは、みんなで「喫茶すみっこ」へおでかけし、「世界の童話」という1冊の不思議な絵本を見つけます。
すると突然その絵本にみんなが吸い込まれてしまい、離れ離れに。
童話の世界の登場人物に扮して、みんなは離れ離れになった仲間たちを探すのでした。
そして、その道中、すみっコたちは1匹の「ひよこ?」に出会います。
ひよこかどうか定かじゃないので名前に「?」がつくのです。w
どうやらこの子には仲間がおらず、ひとりぼっちで帰る家もわからないようでした。
心優しいすみっコたちは、童話の世界設定に翻弄されながらも、ひよこ?の帰る場所を探してあげることにしたのでした。
ネタバレ無しの感想
結論から言いますと….いっぱい泣きました。
そりゃもうハンカチがでろでろになるくらい。
すみっコぐらしやかわいいものが好きな方にはもちろんおすすめですが、すみっコぐらし全然知らなくても、かわいいものなんて知らん!て方でも、子供でもいい大人でも、女性でも男性でも全然楽しめると思います!!
仕事や日常でクサクサしてる人、なんかよくわかんないけど疲れちゃってる人、思いやりってなんだっけ?とか考え始めちゃった人。
私もそうですが、最近生きるのがしんどくなってる人….。
などなど…心に疲労が見える方に特におすすめしたいです。w
ぜひ観に行ってください。
心からの涙を流してください。
あ、でも、泣けなくてもいいんですよ..。
かわいいすみっコをぼんやりと眺めてるだけでも心がふんわり穏やかになると思いますので..。(*´`*)
ただひたすらカワイイ
この映画、キャラクターは一切しゃべりません。
セリフは文字で描かれます。
これがなんだかシュールでめちゃかわいい。(笑)
いのっちのナレーションと、あとはキャラクター達のリアクションやしぐさで十分伝わってきます。
序盤から中盤辺りまでは、特に号泣ポイントってなかったと思うのですが、それでも、すみっコたちがかわいすぎて優しすぎて、時々ちょっと泣けました。
…でも、個人的にひとつだけゾっとしたシーンがありました…。
ほこりがとあるシーンでわっさ~っとでてくるのですが、実際にこの状態になった時(ほこりまみれ)を想像して顔がゆがみました。ww
すみっコぐらしの知識がなくても十分楽しめる
私はもともとすみっコぐらしが好きだったので、キャラクターの性格とか特徴を知ってはいましたが、映画の冒頭でキャラクターの紹介がしっかりされるので、すみっコぐらしを全然知らない人が見ても全く問題ありません。
それぞれの特徴と、名前、あとは弱点(笑)もしっかりと教えてくれますよ。
どのキャラもなんか親近感沸くんですよね..。
めっちゃかわいいんだけど陰キャラで..。w
ざっそうは逆にめっちゃポジティブなんですけど……まぁその…そもそもが雑草なんですよね…。
ブーケになるのを夢見るざっそう…たまんないです。(*´▽`*)
映画観る前に事前にすみっコたちのことを知りたい方は、公式のキャラクター紹介のページをご覧ください!
優しいナレーションに涙
ナレーションはV6の井ノ原快彦さんと本上まなみさんです。
イノッチは、序盤からず~っとすみっコたちを温かく見守って解説してくれます。
パパです。父です。あったかいです。
また、本上まなみさんは本の童話を読み上げておりました。
童話の設定に従いたくないすみっコたちを、時に強引に物語へと引き込みます。(笑)
この声がまた、優しいのなんのって……。(ノД`)・゜・。
このあと書きますけど、とあるところで号泣させられましたよ…!
ここから先はネタバレあり!
ここから先は映画のネタバレを含みます!!!
知りたくない見たくない聞きたくないってお方は、すみませんがこちらでUターンしてくださいませ!!
それではネタバレOKのかたのみどうぞ!!!
各キャラクターの優しさが爆発
人見知りだったり、怖がりだったり…表立つのを嫌うすみっコたちですが、仲間のためなら自分の弱点をも克服します。
たとえば、しろくまはすごく寒がりなんですが、自分の頭に巻いていたふろしきをとって、極寒の中震えるひよこ?に巻いてあげるのです。
また、どの子もとにかくひよこ?に優しいんです…。
特に、ぺんぎん?は自分がペンギンなのか自信がなくて自分探し中というキャラクターなのですが、そのせいか自分がだれかわからないひよこ?をとにかくかわいがってましたね…。
とかげも、遠くを見つめるひよこ?の横にそっと座ってお話ししたり….。
ほんとこの子たちいい子!!(ノД`)・゜・。って思いながら見ていました。
優しさしかないんです….!!
終盤はひよこ?の正体に一喜一憂
中盤辺りまでは、ただひたすらかわいくて、優しくて、ちょっと笑えるシーンもあって、ときどきじ~~んとさせられて少し涙が出る…みたいな状態だったのですが….
終盤はマジですごかった…。
終盤はですね…
め~~~~~~っちゃ
切ないんです…。(>_<、)
やっとみつけた、ぴったりくる物語
ひよこ?のおうちが結局見つからず、みんなで困っていたところ、白鳥の群れに出くわすのですが、これを見て、「この子はみにくいアヒルの子だったんだ!」とひらめくんです。
この時、本上まなみさんがみにくいアヒルの子のストーリーを読み上げるのですが、あまりにも声色が優しくてドバァっと涙が出ました。
白鳥に囲まれるひよこ?。
「そういうことだったのか!(ノД`)・゜・。よかったよかった…」と感動してすごい泣けました。
….でも、悲しいかな、なんとこれはただの勘違い。
本物のみにくいアヒルの子が登場し、白鳥たちとともに飛び去ってしまうのです。
ひよこ?は落胆します。
見ているこっちもめちゃめちゃ落ちこみます。
ひよこ?にノイズがかかり、今にも消えてしまいそう…。
もうね….すごくいたたまれなかった….。
やめてあげてくれ….。
こんなちっちゃくてかわいい生き物をこれ以上悲しませないでくれ….。(ノД`)・゜・。
納得の正体
そしていよいよ、ひよこ?の正体が判明したのです。
この子の正体は、この本の持ち主だった人が昔、本の一番最後の真っ白なページに描いた「落書き」だったのです。
だから、どのページの物語にも登場しないし、仲間もいないし帰る家もないのです。
うっっっっっっ(ノД`)・゜・。
ダメだ、思い出しても泣ける…。
すみっコたちの温かい提案
ひよこ?に帰る家がないとわかったすみっコたちは、自分たちと一緒に暮らすことを提案します。
よろこぶひよこ?。
ここ、ほんとよかったんです…。
自分も見ていてとてもうれしくなったのです。
あったかい気持ちしかなかった。
あぁ、幸せになれるね、よかったね…( ;∀;)って。
みんなでおそろいのピンクの花飾りをつけて、仲間だ仲間だわーいわーいって。
童話の世界の鬼や動物たちもかけつけて仲良くなって、ほんとに心がぽっかぽかでした。
ひよこ?はもう独りで寂しくなくなるんだ!って。
でも、そうじゃなかったんです…。
現実は、残酷でした。
どうしても避けることのできない別れ
現実の世界へ戻れる穴が開きます。
でもそれは、高い高い空に開いていて、とてもじゃないけど届きません。
すみっコたちとひよこ?は、そこら中に散らばった絵本のパーツを積み上げて、足場を組むことにしました。
みんなで協力し、穴に到達したとき、ひよこ?は気が付いてしまったのでした。
そう、この本の中のモノは、この本の外には出ることができないのです。
ひよこ?は外へ出ることができません。
先日おばけが一足先に穴を通って現実世界へ帰ったのですが、絵本の世界で付けたお花の飾りだけは、穴を抜けることができなかったのです。
……おわかりですか?
気分は絶望ですよ。
ひよこ?がかわいそうでかわいそうで、いたたまれないんです。
自分はみんなと一緒に行けないと知っても、自分からはそれを伝えず、わんわん泣くこともダダをこねることもなく、ただただ、必死に涙をこらえるのです。
もう二度と会えないと分かっていても、仲間たちを元の世界へ無事に返すため、崩れかけた足場を、そのちっちゃな体で支えるのです。
そこへかけつけてくれる、絵本の中で出会った鬼や動物たち。
「全米が泣いた」ってフレーズよく聴きますけど、まさにこれ。
全俺が泣いたです。グズグズです。溶けます。
そんないたたまれないひよこ?にさらに追い打ちをかけるのが、みんなでおそろいで頭につけていたピンクの花飾り。
花飾りは絵本の中のモノなので、当然現実世界へ持っていくことはできません。
ひとり、また一人とすみっコたちが穴を通るたびに、ひよこ?の目の前でピンクの花びらが散るのです…!!
ほんとやめて….
ほんとやめてよぉおおおぉ‼(ノД`)・゜・。
自分に似ているから、と一番ひよこ?をかわいがっていたぺんぎん?。
最後の最後まで別れを惜しんでいましたが、どうすることもできず、泣く泣く自分たちの世界へ帰るのでした。
かなしいよぉぉおおぉおぉ!!(ノД`)・゜・。
そして自分たちの世界へ戻ったすみっコたちは、しくしく泣くのでした…。
優しさと切なさで溢れたエンディング
悲しくて、いたたまれないお別れでしたが、このエンディングにものすごく救われました…。
後日、すみっコたちは絵本のひよこ?の落書きがあるページに、自分たちに似せたひよこのイラストを描きます。
とっても素敵なおうちの仕掛けも作ってあげました。
そして、エンディングテーマがかかると、なんとあの絵本の中で、ひよこ?と、すみっコたちが描いたイラストが出会い(再会になるのかな?)ます。
楽しそうにみんなと過ごすひよこ?。
その映像は、思いやりや優しさしかなかったです。
※イラストうろ覚えなのでいっぱい間違えてるかも…。すみません…。
でも、だけど、ものすごーくハッピーエンドに見えるんですけど、実際はもうすみっコたち本人とひよこ?は二度と会えなくなってしまったのです。
絵本の中でひよこ?がすみっコ似のひよこたちと眠っているシーンと、現実世界で絵本を抱いて眠るすみっコたちのシーンの対比が、ほっこりさせつつも切なくて切なくて…。( ;∀;)
でも、ひよこ?のらくがきがうれしそうにほほ笑んだのをみて、ほんと…救われました。
よかった…。
もうすみっコたちとは会えないけど、独りぼっちじゃないんだよね。
帰るおうちもあるんです。
ひよこ?は、すみっコたちの優しさによって、幸せになれたのです。
すみっこたち、よく頑張ったよ~!できること、全部した!(ノД`)・゜・。
以上、感想とあらすじでした!
記事書きながら号泣している自分が悲しい。ww
さっき母親に映画の内容聞かれたので説明してきたんですが、その時も思い出してめそめそ泣きました。ww
もうだめだ、この映画。
ずっと泣かせにかかってきます。
しばらく余韻に浸りそうです。
なんならもう一回観に行きそう…。
日常で、腐った気持ちになった時に、そっとあのひよこ?の笑顔を思い出そうと思います…。
ほんとに、優しさしかない映画でした。
ほんの少しだけ自分の汚い心を浄化できた気がします。(笑)
素敵なストーリーをありがとう…。
※2019年12月4日追記
しばらくどうしても頭から離れなかったので、こちらのストーリーブックを買ったのですが、映画のシーンを追って見ることができて、大満足でした。( ;∀;)
映画観た後でもしばらく浸っていたい方や、映画を見に行く勇気がない方等、ぜひお手に取ってみてくださいませ。
5歳くらいのお子さんなら、たぶん読めるかと思います。
ちなみにこちら、エンディングでかかる原田知世さんの「冬のこもりうた」です。
優しい歌声と歌詞を見ると、色々脳裏によみがえってきます…。
AmazonMusicのアンリミテッドでも聴けるようでした~(*´▽`*)
月額99円で音楽いっぱい聴き放題です..!
※過去にAmazon Music Unlimited に登録経験のない方のみです。
CDでほしい方はこちら!原田知世さんの「Candle Lights」というアルバムに収録されてます。
DVDとBlu-rayも予約開始してます!
また、2020年4月17日発売のDVDとBlu-rayは、【通常版】【ひよこ?付き限定版】【ひよこ?たち大集合BOX】の3つが発売されるそうです。
【通常版】
・ひよこ?たち大集合PlayPicカード
・とびだすポストカード
DVD 3,500円(税抜)
Blu-ray 4,100円(税抜)
【ひよこ?付き限定版】
・とくべつ小冊子
・ひよこ?たち大集合PlayPicカード
・とびだすポストカード
DVD 4,500円(税抜)
Blu-ray 5,100円(税抜)
【ひよこ?たち大集合BOX】
・とくべつ小冊子
・ひよこ?たち大集合PlayPicカード
・とびだすポストカード
DVD 9,800円(税抜)
Blu-ray 10,400円(税抜)
コメント
コメント一覧 (2件)
初めまして。
レビューを投稿されて一年以上経ちますが、今更ながらコメントさせて頂きます。
私は47歳のオッサンですが、私もこの映画を視て涙が溢れて来ました。
3歳の娘が自宅で視ていたので、一緒になんとなく視ていたのですが、癒しと優しさに溢れた素晴らしい内容と、最後のひよこちゃんとのお別れシーンに涙腺崩壊。
この感動を誰かに伝えたいと思っていたところにこちらのレビューを拝見し、私同様猛烈に感動されていたので嬉しくてつい、コメントさせて頂きました。
素敵なレビュー、ありがとうございました。
まるさん
はじめまして!運営者のおリカといいます。
コメントありがとうございます。
すみっこの映画、涙腺崩壊ですよね……!
見終わった後、「私ってこんなに綺麗な涙流せるんだ…」って思いました。(笑)
すみっコや絵本の住人たちへの愛しさと、やるせない気持ちでいっぱいになりましたが、心から温かい気持ちになれる、素敵な作品ですよね!
私もまるさんとこうして共感できてとても嬉しいです!( ;∀;)
何年経っても不朽の名作だと思います!
温かいコメント、どうもありがとうございました!